カーポートを取り付けたけれど壁がないところに不安を感じる、機能面や見た目などが物足りないと思うなら、サイドパネルを後付けするのがおすすめです。

しかし、どんなメリットがあるのか、取り付けることでデメリットにならないのかなど、わからないことも多いのではないでしょうか。

サイドパネルを後付けするには、もちろん費用がかかります。しかし、工夫することで費用を最小限にできます。また、取り付けることでシンプルなカーポートがおしゃれな駐車スペースになる、プライバシーが守れるなどメリットの多いアイテムです。

この記事では、カーポートのサイドパネルについて紹介します。メリット・デメリットに加えて、取り付ける際の注意ポイントについても解説していますので参考にしてください。

カーポートのサイドパネルとは?

カーポートには目隠しとなるサイドパネルを取り付けられます。サイドパネルとは、カーポートのサイド部分に取り付けるパネルやフェンスのことです。 サイドパネルは壁がないため、雨風や紫外線を防げず、どこからでも様子が見えてしまうところがデメリットとなります。しかし、サイドパネルを取り付けることで、車庫と同じように、壁のある駐車スペースを作れるのです。

サイドパネルの種類

カーポートのサイドパネルにはさまざまな種類が販売されています。素材や機能性、デザイン性を考えて選ぶことが可能です。以下では、代表的なサイドパネルの種類を解説します。

波板

波板は波を打ったポリカーボネートで作られたタイプのサイドパネルです。ポリカーボネートはプラスチック素材で、耐衝撃性や耐久性、透明度に優れています。

この特徴から、サイドパネルだけでなく、パーテーションや車のヘッドランプなどにも活用される素材です。同じプラスチックのアクリルとは異なり、カットや曲げなどの加工がしやすいため、波板のサイドパネルとして採用されています。

波板は、サイドパネルの種類の中でも比較的安価で取り付けられるところがメリットです。カーポートの骨組みに留めるだけと、設置方法も簡単になっています。ホームセンターなどで手軽に購入できるため、DIYで取り付けることも可能です。

また、カラーバリエーションが豊富なため、住宅やカーポートのカラーに合わせて設置したい方にもおすすめです。

平板

平板はポリカーボネートを平らな板状にしたものです。シンプルなデザインのため、カーポートの種類を問わずに合わせやすく、スッキリと仕上がります。住宅がどんなテイストのタイプであっても、景観のバランスを損ないません。

平板のなかにも種類があります。マス目状に組み合わせたタイプや横長のタイプなど、自宅の雰囲気に合わせてデザインを選ぶことが可能です。

また、透明以外のカラーも展開されており、木調のタイプもあります。カーポートにおしゃれさを求める方におすすめの種類です。このような特徴から、平板はサイドパネルのなかでも主流のタイプになりつつあります。

デザインパネル

デザイン性の高いタイプのサイドパネルをデザインパネルといい、スクリーンタイプとも呼ばれています。ブラインドのようなおしゃれな見た目です。3種類のなかでも高額になりますが、見た目にこだわりたい方や高級感を求める方におすすめのタイプといえます。

これまでの2つとは異なり、透過性のあるポリカーボネート素材ではありません。そのため、目隠し効果が高く、防犯性を高めたい方にもぴったりです。

カーポートを後付けするメリット


カーポートのサイドパネルを後付けすると、以下のようなメリットがあります。カーポートを設置したけれど、満足できていないところがあるなら、サイドパネルの設置を検討しましょう。

目隠しになる

サイドパネルはカーポート内の目隠しに最適です。カーポートは車庫と違って壁がないため、遮るものがありません。そのため、車があるのかだけでなく、乗り降りしているところなども外から丸見えです。

カーポートにしたけれど、外からの視線が気になると感じるなら、サイドパネルを取り付けるのがおすすめです。

目隠しとしてサイドパネルを設置する場合は、透け具合を確認してから選びましょう。波板や平板は透過性があるため、しっかりと隠したいならデザインパネルがおすすめです。

平板は製品によっては目隠し効果があるため、デザインパネルで価格が高いと感じるなら平板を選択するのもよいでしょう。

雨や風よけになる

カーポートには壁がないため、横からの雨風は防げません。屋根があるため上からの雨や落下物から守ることはできますが、横からは防げないため、車が傷つくこともあります。

サイドパネルを取り付けることで、車をサイドからも守ることが可能です。ただし、どの位置にどれくらいのサイズを取り付けるかを事前に考えておくことをおすすめします。周辺環境に合わせて取り付けることで、サイドパネルの効果を十分に受けられます。

車を日光から守れる

サイドパネルがあると、車を紫外線から守ることが可能です。紫外線は車にさまざまな影響を与えます。

ボディの色あせやヘッドライトの黄ばみは紫外線が原因です。また、窓からの侵入でレザーシートを劣化させます。車を紫外線から守るには、コーティングやUVカットガラスの使用などの工夫が必要です。

それでも、紫外線が当たり続けることはいずれ車の劣化につながるため、サイドパネルでの紫外線対策は重要になります。車だけでなく、人の紫外線対策としても、サイドパネルの取り付けは有効です。

また、とくに夏場は日光があたることで車内が高温になります。高温のままではすぐに乗り込めず、エアコンで温度を下げる必要があり、カーポートだけでは乗り込むまでに時間がかかるところが難点です。

サイドパネルがあれば日光を遮るため、車内温度の上昇を抑えられます。

デザイン性があがる

柱と屋根だけのカーポートでは殺風景だと感じるなら、サイドパネルを取り付けることで、デザイン性のある駐車スペースになります。カーポートを後付けしたことによって、住宅とデザインの調和が取れないなら、デザインパネルを使って統一感を出すことが可能です。

住宅とデザインがアンバランスにならないか不安なら、施工業者にパースを依頼できます。全体像が想像しやすくなり、取り付ける前に住宅の雰囲気に合うかを確認することが可能です。

カーポートを後付けするデメリット


メリットの多いサイドパネルですが、以下のようなデメリットもあります。取り付ける前に、自分にとってデメリットにあたらないかをチェックしましょう。

設置費用がかかる

サイドパネルを取り付けるには費用がかかります。事前に予算を決めておき、予算内で収まるタイプを選ぶのがおすすめです。

サイドパネルは種類によって価格が異なります。機能性やデザイン性などが高いものを選ぶと、価格も高くなるのが一般的です。予算に限度があるなら、求める機能に優先順位をつけて、妥協するところを見極めていく必要があります。

優先順位をつける際は、何を目的にサイドパネルをつけるのかを明確にしておくのがおすすめです。

また、施工業者に依頼する場合は、相見積もりをとって、費用を抑えられるところを選びます。ただし、安さだけで選ぶのではなく、信頼できるかどうかやコストパフォーマンスの良さなども選ぶポイントにすると失敗しません。

さらに、DIYで取り付けるのもひとつの方法です。施工費用を抑えられるため、取り付けたいサイドパネルを予算内で選べることもあります。

風の影響を受けやすくなる

サイドパネルは一枚壁をカーポートに取り付けるため、風の影響を受けやすくなります。サイドパネルがなければ風があたる面が少ないため、サイドパネルがある状態よりは、風の影響を受けにくいのです。

サイドパネルを取り付けることで強度に不安を感じるなら、サポート柱を取り付ける方法があります。サポート柱とは、2本の太い支柱の反対側に取り付ける細い柱のことです。

片流れカーポートは柱のある反対側には支えるものがないため、強風に弱い特徴があります。サイドパネルによって風に対する強度がさらに落ちる心配があるなら、サポート柱を取り付けることによって、補強することが可能です。

圧迫感を感じる

カーポートは壁がないためスッキリとした見た目が特徴ですが、サイドパネルを設置することで、圧迫感を感じる場合があります。サイドパネルによる圧迫感が気になるなら、透過性の高いタイプを選びましょう。

波板と平板であれば透過性が高いですが、よりシンプルな方が圧迫感を減らせるため、平板がおすすめです。薄めのカラーを選ぶことで、よりシンプルでスッキリとした印象を与えられます。

防犯面の不安がある

サイドパネルを取り付けて目隠しできたとしても、壁のある車庫と比べると閉鎖できるわけではないため、防犯面に不安があります。また、目隠し効果が逆手になり、車上荒らしに遭う可能性も少なくありません。

防犯面が気になるなら、正面位カーゲートを付ける対策や両面を囲ってしまう対策をとることで、防犯性を強化できます。

ただし、3方向を覆ってしまうと、固定資産税がかかる家屋に該当する可能性があるため注意が必要です。

※出典:e-GOV「不動産登記規則第111条」(https://laws.e-gov.go.jp/law/417M60000010018/#Mp-Ch_3-Se_2-Ss_3-At_111)

動線の邪魔になる可能性がある

サイドパネルがなければ、どの方向からでも出入りできていたところが、サイドパネルを取り付けることによって、出入りできる場所が限られてしまいます。玄関までの動線によっては回り込む必要があるのがデメリットです。

サイドパネル取り付け後の動線を考え、許容範囲かを確認しておく必要があります。

日当たりが悪くなる

サイドパネルがあると車への日光を遮るメリットがありますが、太陽と住宅の位置によっては、住居内の日当たりが悪くなる可能性があります。住宅内への日光の取り込み位置を事前に確認しておくのが大切です。

住居内への日当たりは見落としやすいため、気をつけておくべきポイントになります。

カーポートのサイドパネルを後付けする際の注意点


カーポートにサイドパネルを後付けする際は、以下の点に注意しましょう。

風の影響を考えた強度にする

カーポートにサイドパネルを取り付けると、風の影響を受けやすくなります。カーポートの強度を上げるためには、紹介したサポート柱を取り付けるのがおすすめです。

また、合わせて母屋補強材や屋根ホルダーを取り付けると、台風など悪天候時にも対応できます。

母屋補強材は、カーポートの屋根部分にある骨組みの柱に補強材を入れる方法です。柱は空洞になっているのが一般的で、補強材を入れることで折れにくくなります。

屋根ホルダーとは、屋根が外れても吹き飛ばないようにするものです。通常、カーポートの屋根は本体が壊れないように外れやすくなっています。外れても吹き飛ばなければ修復できるため、屋根ホルダーは有効な方法です。

カーポート単体では、強風に対応しきれないため、補強して耐えられるように工夫します。

目的にあわせたサイズや設置位置を決める

サイドパネルはサイズが選べて、設置位置も指定できます。そのため、目的に応じてカバーする箇所や幅を決めましょう。

横からの雨風をしのぐためには、パネルは低い位置まで覆えるものがおすすめです。隙間があると、雨風が入り込んでしまいます。

サイドパネルによって住居内への日当たりに影響する場合は、高さの調整が必要です。どれくらいの高さにするべきかわからない場合は、施工会社に相談すると解決できます。場合によってはサイズ変更も必要です。

住んでいる地域環境にあったものを選ぶ

サイドパネルは種類によって特徴が異なります。住んでいる地域の環境に合わせて、素材や種類を選びましょう。

たとえば、雨の多い地域であれば足元まで覆えるタイプ、カーポートのある箇所が風の通り道になっているのであれば補強して設置するなど、サイドパネルの種類と設置箇所を環境に合わせます。

カーポートを壁に後付けする場合の費用相場


サイドパネルを後付けする場合の費用相場は、工事費用を含めて10~15万円程度です。ただし、サイドパネルの種類によっても費用は異なります。波板であれば費用を抑えられますが、デザインパネルであれば高額になるのが一般的です。

また、波板であればDIYでも設置できるため、自分で取り付けるのであれば工事費用を削れます。

まとめ


カーポートを取り付けたけれど目隠しをしたい、横からの雨風を防ぎたい、車を紫外線から守りたいと考えるならサイドパネルの後付けを検討しましょう。

設置費用がかかったり強度に不安を感じたりすることはありますが、デメリットを解決できる方法を取り入れることで、快適な駐車スペースに変えられます。サイドパネルの種類ごとの特徴を理解して、目的にあったサイドパネルを選びましょう。

サイドパネルの後付けには、工事費用を含めると10~15万円ほどかかります。なるべく費用を抑えて取り付けたいなら、波板をDIYで取り付けるのがおすすめです。

しかし、機能性以外にデザイン性も求めるなら、デザインパネルで外観にもこだわると満足できるでしょう。また、強度に不安があるなら、補強材を取り入れるなどの対策も必要です。

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